動力散布機

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動力散布機は送風機(ファン)による風によって、粒剤の肥料もしくは農薬を散布する機械である。
背負い型、車載(手押し)型、自走式などがあるが、2サイクル・エンジン搭載の背負い型が最も普及している。

   エンジンの始動方法

動力散布機の各名称、構造

空気攪拌式散布機 背負い型の動力散布機は主に空気攪拌タイプと、空気加圧タイプ(現在の主流!?)に分かれる。


空気攪拌タイプ…左図

構造は、エンジン、送風機(ファン)、薬剤タンク、攪拌調量機構、噴頭などからなる。
攪拌調量機構は、薬剤の攪拌、送出、調量を行うものである。

空気攪拌式は、送風機からの加圧空気を薬剤タンク内に吹上げ、粒、粉剤中に空気を入れ流動性を良くし、調量部から振動落下させ、そして空気で飛ばすものです。風の入り口に薬剤が詰まると吐出し量が変わる。吐出し量の調節は、通常弁の開度をレバーで調節して行う。

掻き混ぜ弁は、粒剤用と粉剤用がある。



空気加圧式散布機 空気加圧タイプ…左図

粒剤(主に単管を使用)、または粉剤(主に多口ホース噴頭を使用)を散布するのが主だが、薬剤タンクを交換してミスト機として使うことができる。

薬剤タンク内に、送風機(ファン)から送られる風を送り加圧し、シャッタの開度分だけ重力とともに落ちる粒剤、または粉剤を送風機(ファン)の力で飛ばす。
シャッタの開度(飛ばす量)は調量レバーで変えるが、基本開度はシャッタと調量レバーの間にあるネジもしくは、ピン位置を変えて調整する。

シャッタ開度の基本設定
一般に、シャッタ開度は3段階(大、中、小)である。
肥料→大、中
農薬→小(シャッタに専用プレートを付ける必要あり)

その後、調量レバーで調整する。


使用上の注意と保管について

  • 散布は必ず薬剤タンク・キャップを閉めてから使用する。キャップが開いていると薬剤が飛ばない。
  • 薬剤タンク部とシャッタ部の間にある固定金具をはずすと薬剤タンクが外れる。上からシャッタが見えるので、なるべく1シーズン毎に粒、粉剤の付着物を取り除き掃除してから保管する。
  • 長期保管時は必ず燃料を抜いて保管する。主にフロート式キャブレータが使われ、その場合、フロート・チャンバ・ケースの燃料抜きドレンから抜く。


ミスト機

ミスト機は、タンク内の薬液を送風機(ファン)から送られる風で加圧し、さらに重力を利用して送液菅へ送り、ミスト噴頭ノズルから薬液を細かく微粒化して分散させ、ファンから送られる風で霧となって飛ばし散布する機械である。
噴霧機と比べるとより細かく霧化できるので、使用農薬の濃度を濃くでき、散布量は少なくて済む。

右下図のような送液ポンプを設けたものもある。
空気加圧式 送液ポンプ式



エンジンの始動方法


  1. 燃料タンクに燃料を入れる。(2サイクルは混合ガソリン、4サイクルはガソリン)
  2. On/Off始動スイッチがあるものはOnにする(多くの機械はスイッチが無く、エンジンを止めるためのストップ・ボタンだけで、始動の際には関係がない)。
  3. 燃料が戻りホースからタンクに戻るまで、プライマリ・ポンプを指で押す。
    燃料コックがあるタイプ(フロート式キャブレータに多い)のものは燃料コックを開く。
  4. チョークレバーを「閉」にする。
  5. スロットル・レバーを中間にする。
  6. エンジン爆発音がするまでリコイル・スタータの紐を力強く引く(現在主流のリコイル・スタータは軽く引くだけ)
  7. エンジン爆発音がして始動し始めたら、チョーク・レバーをゆっくり「開」にする。
  8. 2,3分低速で暖気運転する。

エンジンが始動しない、調子が悪い…

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注意点

  • エンジンが暖まってる場合には、チョーク・レバーは「開」のままでリコイル・スタータの紐を引いて始動する。この状態でエンジンが始動しない場合は再度、4から始める。
  • 燃料がキャブレータまで来ていて、エンジンが始動できないまま何回もリコイル・スタータの紐を引き続けると、燃料をくい過ぎて更に始動困難になります。その場合はスパーク・プラグを外し、エアで軽く吹くなど乾かしてから再度取り付けて行う。間違っても、細い棒などにボロ布を巻きつけシリンダ内を拭かない事。付着カーボン片が取れ、ピストン・リングに引っかかりピストンが動かなくなります。
  • 薬剤、肥料等を薬剤タンクに入れて飛ばす時は必ず、薬剤タンク・キャップをしっかり閉めて行う。(蓋が開いてると圧力が逃げ、薬剤が飛ばなくなるため)



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    作成日:2006/11