整備時に知っていれば助かるちょっとしたコツ1

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本職ではなく日曜大工的に行う整備や修理では、ちょっとした事で作業が進まなくなることがあると思います。

「こんな時どうすれば良いか」などと、最善の方法をなかなか思い付かないかもしれません。

人それぞれやり方があり、本人が良いと思う方法で行えばいいと思いますが、実際に私が行っている方法を少し述べてみます。


◎ボルト、ナット楽に回す方法

ナベコネジなどをドライバでは固くて回せない場合の対処法です。

ウォータ・ポンプ・プライヤで掴んで回します。

また、滑ったり更に固い場合は、ペンチやプライヤで掴んでから、その工具の柄の部分を更にウォータ・ポンプ・プライヤで掴んで回します。

プーリなどを固定しているボルトやナットで、十分なトルクを与えられずに回す事が出来ない場合の対処法です。

メガネ・レンチやボックス・レンチをボルト(ナット)にかけて、抜けないように手で押さえながらハンマでレンチを叩いて衝撃を与えます。

6角ボルトや6角ナットを固くて回せない場合の対処法です。

レンチにパイプを差し込んで回します。

てこの原理なので、パイプが長い程トルクが増します。

左写真は、ニプロ・ロータリでボルトとナットの共締めなので関係ありませんが、一般のロータリは耕運軸の共回りを防ぐためPTO変速を1速に入れてから行うといいと思います。

このロータリの耕運爪の固定はボルトとナットの共締めになっているので、このようにメガネ・レンチを2つかけます。

勿論、コンプレッサがあればインパクト・レンチで行いますが、何でも回せる程トルクがある訳ではありません。


◎取れない噴口を外す方法

噴霧機や高圧洗浄機などの噴口交換する時に、噴口を取り外せない場合の対処法です。

例えば、噴管を万力で挟んで固定しておいて、パイプ・レンチで噴口を掴んで回そうとしても、固くて緩まない場合があると思います。

万力を締め付けすぎると噴管は潰れるし、噴口を強引に回すと噴管が捻じれるし困ったものです。

ディスク・グラインダを使いネジ山が見える寸前まで削り落とします。

後は、パイプ・レンチで掴んで回せば簡単に取り外せます。

それでも固い場合は、さらに削ります。

ネジ山を削らないように注意します。

ちなみに左写真は、柿の木の皮むきに使用している高圧用の噴口です。



◎ガスケットをめくる方法

様々な箇所でガスケットは使われています。

ひたすらスクレーパで削り落とします。

地味な作業で、こべり付きが酷い場合は結構時間がかかります。

写真は、ロータリのチェーン・ケースのチェーン張り口です。

カップ・ブラシ・グラインダで磨きます。

チェーン・ケースなどは粉塵が入るので、最後は灯油で流してコンプレッサでエア吹きします。


◎ネジ穴を合わせる方法

カバーなどの固定で、ネジ穴とカバーの穴位置をなかなか合わせられず、ボルトを取り付ける事が出来ない場合の対処法です。

実際、手の力で穴位置を合わせられないことはあります。

シノを差し込み、穴位置をネジ穴に合わせます。

ウォータ・ポンプ・プライヤでカバーと本体側を挟んで固定したら、シノを抜きます。

ウォータ・ポンプ・プライヤで挟んだままボルトを取り付けます。

ある程度ボルトを手で回したら、ウオータ・ポンプ・プライヤを離します。

後は、メガネ・レンチなどで締め付けます。