第5回:個人で出来る農機具メンテナンス

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今回は、無駄な修理代を少しでも減らすために、個人、営農問わず簡単に出来そうなメンテナンスと予備知識のみを幾つか簡潔に記載します。

当たり前でバカバカし事も含め、農機具屋さんを呼ぶ前に一度確認しましょう。


◎キャブレータ詰まりを防ぐ。
古いガソリン、混合ガソリンは腐りキャブレータ詰まりなどの原因になるので、4ヶ月以上使わない場合は燃料を必ず抜く
◎燃料タンク、エンジン内部に水分の混入を防ぐ。
管理機は屋外に放置せず、倉庫または小屋にて保管する。湿気の混入を防ぐため、リコイル・スタータの紐をゆっくり引いて圧縮があるところ(1番重くなるところ)で止めておく。燃料コックも閉じておく。
◎ディーゼル・エンジンはガス欠させない。
ガス欠すると空気が入り始動しなくなるので、燃料が無くなるぎりぎりまで使わず早めに給油する。
◎バッテリの放電を減らす。
マイナス端子を外しておく
◎セル・モータが回らず、エンジン始動できない?
安全のため始動条件を満たさないと、セル・モータが回らない仕組みになっている。トラクターではPTO変速、主副変速、前後進レバーのニュートラル、クラッチ・ペダルを踏み込むなど何れか。
コンバインも同様で、脱穀、刈取、主副変速、前後進レバーのニュートラル、クラッチ・ペダルを踏み込むなど何れか。また詰まりエラー信号発生時の解除。
◎トラクターのユニバーサル・ジョイントを長持ちさせる。
外してグリスをニップル(グリス注入口)にしっかり注入する。ニップルのないものは十字ベアリングの回転部にグリスを塗り込ませる。ユニバーサル・ジョイントは高価品。
◎ロータリ作業機を不用意に変形させない。
トラクター作業時、ロータリを下げたまま後進すると土圧で均平板が破損、変形するので、バック・アップ機能を必ず作動させておく。バック・アップ機能のないトラクターは必ずロータリを上げてから後進する。
◎トラクターで道路走行するときは気を付ける。
前輪倍速装置自動制動装置は必ず切り、ブレーキの連結を忘れない。忘れると危険。



◎ロータリ作業機で自動耕深作業時の使い方を間違えない。
ロータリの均平板を上げて固定してはいけない。爪に当らない最下位置にてフリーにする。
ポジション・レバーは常に最下位置で使い、自動耕深レバーまたはダイヤルで深さを調整する。
尾輪使用の場合は、自動耕深装置を切るか最深位置にして、ポジション・レバーにて操作する。
クラッチ板の膠着を防ぐ。
トラクターなど長期使用しない場合は、クラッチ・ペダルを踏み込んでロックしておく。
◎タイヤの劣化を防ぐ、パンクさせない。
田植機など時期にしか使わない機械を保管する場合、ジャッキで前輪を浮かせておく。ノーパンクタイヤ(空気注入口がない)の場合は必要ない。
◎コンバインで稲刈り作業前に確認。
チェーンに十分油を注す。ナロー・ガイド(左分草かん)を倒す。倒伏がなければ扱ぎ深さ自動装置を使用する
◎動力噴霧機を長持ちさせる。
使い終わったら必ず水を吸わせて掃除する。また、川などから直接水を吸わせるのは、微粒な砂などが混入し、プランジャ表面(プランジャ式)やパッキン類を傷めるのでやってはいけない。
パンストなどをフィルタに被せる方法があるが、やはり多少は混入する。
◎動力噴霧器は空運転しない。
1分以上、空で運転させるとパッキン類(シール)が焼けるので、必ず水または薬液を吸わせる準備をしてから始動する
◎ポンプは空運転しない。
1分以上、空で運転させるとメカ・シールが焼けるので、水を吸わせるとき同様に必ず予備水を入れてから始動する
◎草刈機を使用中、振動がでたら?
チップ・ソーのチップが幾つか飛ぶと回転バランスが崩れ振動がでる。その場合は刃を交換するが、刃を止めているナットまたはボルトは左ネジになっている。つまり、緩める時は右へ回す。
◎草刈機のヘッド部のベベル・ギヤとベアリングの磨耗を防ぎ長持ちさせる。
注入口のネジまたはボルトを外し、手で刈刃を回しながらグリスを注入する。ニップルがついていないので、チューブタイプのグリスを使うが入り難いのが欠点。もしくはスプレーグリスを使う。
◎電圧降下をなるべく防ぐ。
100V作動の選別計量機はコード・リールなどの延長コードを使わない。電圧降下により計器が不安定になり誤作動の原因になることがある。
◎始動の使用手順を間違えて詰まらせない。
籾摺機の始動は、必ず供給シャッタを閉じてる状態でモータを回転させる。その後供給シャッタを開けて籾を供給させる。また、精米機や乾燥機などモータ動力を使うものも同様、供給シャッタは閉じた状態でモータを回転させる。




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作成日:2009/2/9