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コンバイン修理

ミッション・ベルトの交換(SR16) / 走行できない(HC-J3)



Ee65 Vベルト 亀裂ヤンマー・コンバインEe65で、Vベルトの点検確認です。

どのメーカのコンバインも同じですが、手でVベルトを1周させてベルトが折れ曲がるテンションのところで確認することが大事です。

亀裂があると、このように分かります。



SR16 ミッション・ベルト アジャスタ・ボルト 緩めるクボタ・コンバインSR16で、ミッション(走行)・ベルトの交換です。

まずは、ベルトを張っているアジャスタ・ボルトのナット(頭部12㎜)を緩めます。
ダブル・ナットになっています。

SR16 ミッション・ベルト テンション・アーム 割りピンテンション・アームの支軸に取り付いている割りピンを取り外します。

テンション・アームを少しだけ横へずらし、ベルトを通すための隙間を作ります。

SR16 ミッション・ベルト テンション・アーム ブレーキ(クラッチ)・アーム 連結ロッド 取り外しテンション・アームとブレーキ(クラッチ)・アームの連結ロッドを取り外します。

Rピンと固定ナット(頭部14㎜)を外す必要があります。

ブレーキ(クラッチ)・レバーを一杯引いた状態でロックしておくと、外し易いと思います。

SR16 ミッション・ベルト 取り外しベルトをこのように通します。

プーリ下部にベルト押さえの金具があるので、固定ボルト(頭部12㎜)を緩めて押さえ金具を下げておきます。

同じようにプーリ上部にも押さえ金具がありますが、この機械ではベルトを通すのに障害になりません。

SR16 ミッション・ベルト 割れ 取り外しさっくり割れたVベルトSB46レッドⅡ(バンドー)です。

まだ、ラベルがはっきり残っているにもかかわらず切れる寸前です。

ここは高負荷なので、強いベルト(W800)を取り付けないといけませんね。

ベルトは交換するので、ボルト・クリッパなどを使い切断して取り外します。



SR16 ミッション・ベルト 取り付け 潜らせる新品ベルトは、脱穀ベルトを潜らせて通します。

したがって、先にベルト押さえ板を取り外して脱穀ベルトを脱線させておきます。

そして、潜らせるためにはエンジンPTO側の脱穀ベルトの押さえ板をずらして、隙間を広げる必要があります。

固定ボルト2本を緩めて、押さえ板をがたつかせるだけでいいと思います。
単純に、狭くてやり難いです。

SR16 脱穀ベルト 押さえ板(PTO側) 固定ボルト 締め付け新品ベルトを通し終えたら、脱穀ベルトの押さえ板(PTO側)を固定しているボルトを締めます。

脱穀レバーを「入」にして、押さえ板とベルトの背との間に隙間があることを確認します。

※作業の最後に行っても構いません。

SR16 ミッション・ベルト 連結ロッド 取り付け グリース塗布(軸部)新品ベルトを取り付けたら、連結ロッドを取り付けます。

取り外す前と同じくらいの調整で固定ナットを締め付けます。

また、プーリ下部のベルト押さえ金具の固定ボルトも締めておきます。

ベルト押さえ金具は、運転時にベルトの脱線防止の役目を兼ねながら、ブレーキを踏んだ時にベルトがつられて回らないように調整します。

SR16 ミッション・ベルト ブレーキ(クラッチ)・レバー 引いた状態アジャスタ・ボルトを締めます。

張り具合は、取り外し前と同じくらいで問題ありません。

指で下側のベルトを持ち上げてみて、明らかに緩い場合は適量張ります。

正確にはスプリングの長さが何㎜だとかありますが、感覚で判断しているので適当です。

SR16 脱穀ベルト 押さえ板 取り付け脱穀ベルトの押さえ板を取り付けます。

脱穀レバーを「入」にして、押さえ板とベルトの背との間に隙間があることを確認します。

最後に、エンジンを始動し最高回転で回します。

脱穀レバーを「入」「切」と繰り返し、「切」でベルトがつられて回らないか、そしてブレーキ(クラッチ)・ペダルも踏み込んだり離したりして、踏み込んだときにつられて回らないか確認します。



HC-J3 ミッション・ベルト 切れヒタチ・コンバインHC-J3で、走行(ミッション)ベルトが切れて前後進できなくなりました。

ものの見事にボロボロです。
以前に、あまり強くないベルトに交換したのでしょうか…。

HC-J3 エンジンPTO軸 ベルト 押さえ金具エンジンPTO軸にかかっているベルト(脱穀、ミッション)のベルト押さえ金具を取り外します。

HC-J3 エンジンPTO軸 脱穀ベルト ミッション・ベルト 取り付け脱穀ベルトを潜らせる必要があるので一端脱線させておきます。

HC-J3 ミッション・ベルト走行ベルト(SB42)を取り付けたら、ベルト押さえ金具を取り付けます。

ベルト張り状態で、ベルトの背と押さえ金具が離れるか確認します。

本来はW800やW1000などの強いベルトを取り付けるべきですが、諸事情から安価のレッドⅡになってしまいました。

恐らく1年もたないかも、ですね。