コンバインの動力伝達関係1

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Vベルトの点検は、ベルトを手で回しながらベルトが折れ曲がるテンションのところで確認することが大事です。

亀裂があると、このように分かります。



クボタ・コンバインSR16で、ミッション(走行)・ベルトの交換です。

まずは、ベルトを張っているアジャスタ・ボルトのナット(頭部12㎜)を緩めます。
ダブル・ナットになっています。

テンション・アームの支軸に取り付いている割りピンを取り外します。

テンション・アームを少しだけ横へずらし、ベルトを通すための隙間を作ります。

テンション・アームとブレーキ(クラッチ)・アームの連結ロッドを取り外します。

Rピンと固定ナット(頭部14㎜)を外す必要があります。

ブレーキ(クラッチ)・レバーを一杯引いた状態でロックしておくと、外し易いと思います。

ベルトをこのように通します。

プーリ下部にベルト押さえの金具があるので、固定ボルト(頭部12㎜)を緩めて押さえ金具を下げておきます。

同じようにプーリ上部にも押さえ金具がありますが、この機械ではベルトを通すのに障害になりません。

さっくり割れたVベルトSB46レッドⅡ(バンドー)です。

まだ、ラベルがはっきり残っているにもかかわらず切れる寸前です。

ここは高負荷なので、強いベルト(W800)を取り付けないといけませんね。

ベルトは交換するので、ボルト・クリッパなどを使い切断して取り外します。

新品ベルトは、脱穀ベルトを潜らせて通します。

したがって、先にベルト押さえ板を取り外して脱穀ベルトを脱線させておきます。

そして、潜らせるためにはエンジンPTO側の脱穀ベルトの押さえ板をずらして、隙間を広げる必要があります。

固定ボルト2本を緩めて、押さえ板をがたつかせるだけでいいと思います。
単純に、狭くてやり難いです。

新品ベルトを通し終えたら、脱穀ベルトの押さえ板(PTO側)を固定しているボルトを締めます。

脱穀レバーを「入」にして、押さえ板とベルトの背との間に隙間があることを確認します。

※作業の最後に行っても構いません。

新品ベルトを取り付けたら、連結ロッドを取り付けます。

取り外す前と同じくらいの調整で固定ナットを締め付けます。

また、プーリ下部のベルト押さえ金具の固定ボルトも締めておきます。

ベルト押さえ金具は、運転時にベルトの脱線防止の役目を兼ねながら、ブレーキを踏んだ時にベルトがつられて回らないように調整します。

アジャスタ・ボルトを締めます。

張り具合は、取り外し前と同じくらいで問題ありません。

指で下側のベルトを持ち上げてみて、明らかに緩い場合は適量張ります。

正確にはスプリングの長さが何㎜だとかありますが、感覚で判断しているので適当です。

脱穀ベルトの押さえ板を取り付けます。

脱穀レバーを「入」にして、押さえ板とベルトの背との間に隙間があることを確認します。

最後に、エンジンを始動し最高回転で回します。

脱穀レバーを「入」「切」と繰り返し、「切」でベルトがつられて回らないか、そしてブレーキ(クラッチ)・ペダルも踏み込んだり離したりして、踏み込んだときにつられて回らないか確認します。





ヒタチ・コンバインHC-J3で、走行(ミッション)ベルトが切れて前後進できなくなりました。

ものの見事にボロボロです。
以前に、あまり強くないベルトに交換したのでしょうか…。

エンジンPTO軸にかかっているベルト(脱穀、ミッション)のベルト押さえ金具を取り外します。

脱穀ベルトを潜らせる必要があるので一端脱線させておきます。

走行ベルト(SB42)を取り付けたら、ベルト押さえ金具を取り付けます。

ベルト張り状態で、ベルトの背と押さえ金具が離れるか確認します。

本来はW800などの強いベルトを取り付けるべきですが、諸事情から安価のレッドⅡになってしまいました。



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