油圧オイル漏れ(SR75) / グレン・タンク駆動ベルトの交換(SR75)
クボタ・コンバインSR75で、油圧オイルが漏れてきます。
調べてみるとHSTオイル・フィルタのあたりから漏れています。
相当な量が漏れていたので、前進も思うように出来ない状態でした。
HSTオイル・フィルタを外してみると、シールが破れていました。
定期的に交換しないと想定外の事が起こりますね。
取付口まわりをパーツ・クリーナで洗浄し、ウエスできれいに拭いたら新品のHSTオイル・フィルタを取り付けます。
稲刈りシーズン中でワラ屑まるけだったので、ゴミが入らないように慎重に行いました。
作動油タンクに油圧オイルを入れます。
これまたゴミが入らないように気を付けて入れました。
オイル漏れ修理というより、通常の作動油オイルの交換でした。
クボタ・コンバインSR75で、グレン・タンク駆動ベルトの交換です。
左写真(分かりづらい)で分かるようにブロック飛びしていて、いつ切れてもおかしくない状態です。
このベルトが切れると、籾の排出が出来なくなります。
ミッション駆動ベルトと脱穀駆動ベルトを外さないと、グレン・タンク駆動ベルトを交換することが出来ません。
ということで、刈取部を最上げ位置にしてからエンジンを停止し、ミッション駆動ベルトのテンション・ロッドの調整ナットを目一杯緩めておきます。
刈高さセンサの位置検出アームが邪魔になるので、一時的に外しておきます。
扱ぎ胴の入口プレートを外すと、3本の脱穀駆動ベルトが見えます。
ここから手を入れて作業します。
先に3本ある脱穀駆動ベルトを外します。
ベルト押さえ金具が邪魔な場合は、固定ボルトを緩めてどかしておきます。
3本あるミッション駆動ベルトを外します。
テンション・ロッド調整ナットを最初に緩めてあるので、ベルトはそのまま外すだけです。
コンバインの同箇所ベルト交換は、小型より大型のほうがスペースがあって比較的簡単に行えると思います。
しかし、同じSRでも35~45などは作動油タンクとエンジン・プーリとの隙間が狭く、ベルトを引き抜けない場合があります。
その場合は、作動油タンクを少しずらすしかありません。
グレン・タンク駆動ベルトのテンション・ロッド調整ナットを緩めます。
下側のロック・ナットを緩めてから、上側の調整ナットを緩めていきます。
ミッション駆動ベルトと同じように、グレン・タンク駆動ベルトを前方に引き抜いて外します。
このコンバインのグレン・タンク駆動ベルトは、本来コグ・ベルトが使われるのです。
このベルトを取り付けた後は、テンション・ロッドの調整ナットをスプリングの長さが約200㎜になるまで締めて、ロック・ナットでしっかり固定しておきます。