バッテリが弱い(SR165G) / 前照灯が点かない(HVA214)
クボタ・コンバインSR165Gで、バッテリが弱くエンジンがかかりません。
このコンバインのバッテリ搭載位置はグレン・タンクの後ろなので、通常はカッタ・ケースを開いてバッテリを交換します。
しかし、コンバインの保管場所が狭すぎてカッタ・ケースを開けることが出来ないので、バッテリを交換するのにとても困難な状態です。
運転席側に大人1人が通れるくらいの隙間があるので、カッタ・ケースの下に潜ってやれない事もないのですが、少し楽をするためエンジン・ルームを可能なだけ開けます。
何をするかと言うと、ブースタ・ケーブルを繋いで一旦エンジンをかけるのです。
セル・モータのB端子の赤いゴム・カバーを捲ります。
セル・モータのB端子はバッテリのプラス端子と太い線で繋がっているので、このB端子(頭部12㎜のナット)を使います。
セル・モータのB端子(頭部12㎜のナット)をプラスの赤いクリップで掴みます。
そして、もう片方の赤いクリップを交換予定の新品バッテリのプラス端子に繋ぎます。
その流れで、マイナスの黒いクリップをバッテリのマイナス端子に繋ぎます。
最後にもう片方のマイナスの黒いクリップを、エンジン・ボディの掴み易い箇所を選び掴みます。
今回は、発電機を固定している金属の調整バーを掴みました。
ボディ全体に塗装してあるので、通電し易くするためゴリゴリ擦って塗装を剥がしました。
また、ファンがあるので十分に気を付けて行います。
他に掴めそうなところが無かっただけで、掴み易いところでアースが取れればどこでも構いません。
セル・モータに近い程いいですね。
このように意外と掴むところが無いのです。
この方法は良いのですが、太いブースタ・ケーブルを使うことが前提の作業です。
バッテリ側もエンジン側もしっかりクリップで掴まないと電気が十分流れないので、思うようにセル・モータが回らないこともあります。
何とかセル・モータが回りエンジンを始動できたので、広い場所に移動させて改めてバッテリを交換しました。
ちなみにエンジン始動後のブースタ・ケーブルは、マイナスの黒いクリップから外します。
イセキ・コンバインHVA214で、前照灯が点きません。
スイッチONにして、コネクタのところで12V電圧を確認できたので、バルブを外して確認 します。
ゴム・カバーを捲り、バルブ・ソケットとバルブを外します。
バルブ・ソケットは、左に回せばロックが外れます。
切り込みを合わせてバルブを嵌め込みます。
バルブ・ソケットは後から取り付けるタイプです。
バルブ・ソケットには向きがあります。
左写真で分かると思いますが、通電部の絶縁体(黒い樹脂の部分)に切り込み穴があるので、この切り込み穴が下を向くように取り付けます。
バルブ・ソケットを押し込み、右に回して確実にロックをします。
そして、防水と防塵のため、バルブ・ソケットのツバ部分にゴム・カバーの溝を確実に嵌め込みます。