搬送チェーンで穀稈が詰まる(AR323、ARN433) / 刈取フレームの修正(ARN433)
クボタ・コンバインAR323で、搬送チェーンでの穀稈詰まりです。
詰まりを取り除いた後、チェーン・ガイドが搬送チェーンの上下の山の間から外れていたら直さないといけません。
左写真のように、チェーン・ガイドは搬送(株元供給)チェーンの上下の山の間にいて、尚且つチェーンの山の先端より内側に位置しているのがベストです。
山の先端より外側に位置している(離れている)と穀稈を保持出来なくなるので、穀稈が落ちて搬送不良になり詰まる原因になります。
これは、どのコンバインにも共通して言える事です。
クボタ・コンバインARN433で、扱ぎ深さチェーンと株元供給チェーンでの穀稈詰まりです。
穀稈の流れを見ていれば、ここまで詰まる事はないはずが…。
詰まるかどうかは、オペレータの運転技術によるところが大きいからです。
チェーン・ガイドやレールを外せば、比較的簡単に詰まりを取り除けます。
穀稈の流れがおかしいと思ったら減速、または走行停止して、一旦脱穀させてしまうのが鉄則です。
そして、再び前進して刈取作業すれば良いのです。
ヒタチ・コンバインHCN433(クボタARN433)で、左の刈取フレームが曲がってしまっています。
逆回りでコンクリート・ブロックにぶつけたみたいです。
引起こし爪(タイン)が刈取フレームに当たって音が出ています。
実は2度目の修理で、以前も全く同じ症状でした。
刈取フレームに沿って補強板があるのですが、これに1箇所切り込みを入れる事で容易にフレーム(パイプ)を曲げれるので、フレーム(パイプ)を修正してから切り込んだ部分を溶接します。
前回も同じ方法で修正したのですが、今回はぶつけてその溶接部が切れたみたいです。
容易にフレーム(パイプ)を曲げれると言っても、酸素アセンチン溶接で熱しての話しです。
パッカや突起付きベルトが熱で溶けないように、濡れ雑巾を当て鉄板を入れています。
デバイダの高さが他と比べて変わらないように、フォーク・リフトの爪を入れています。
引起こし爪が揃う位置にします。
溶接し終えたら適当に色を塗っておきます。
フレームを2回も修正しているので、それなりに金属疲労しています。
これは仕方ないとします。
隣合わせするパッカは、互いに揃っている事が望ましいです。
左写真のように、ほぼ完璧に揃える事が出来ました。