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コンバイン修理

穂先排ワラベルトの交換(MC16) / カッタ刃の交換(SR25、AR317)



MC16 穂先排ワラ Vベルト M22 取り外しミツビシ・コンバインMC16で、穂先排ワラベルトの交換です。

固定ボルト(頭部10㎜)2本と固定ナット(頭部12㎜)1本を外し、カバーを取り外します。

固定ナットを外す時、平ワッシャが付いくるので落とさないように気を付けます。

ベルトは既に切れて跡形もありません。

MC16 穂先排ワラ Vベルト M22 取り付けVベルト(M22)は、扱ぎ胴を手で回しながら取り付けます。

左写真のように、捻りながら動力伝達する変わった構造です。

MC16 穂先排ワラカバーを取り付けます。

スター・ホイル軸に固定ナットが取り付きますが、平ワッシャを入れ忘れないようにします。



SR25 カッタ・ケース 後部カバー 取り外しクボタ・コンバインSR25で、切断(カッタ)刃の交換です。

通常は、カッタ・ケースをオープンして行うのですが、左写真のようにカッタ・ケース後側のカバーを外して行います。

利点は、作業し易い事とケースそのものの歪みが出難い事です。

SR25 カッタ部 動力伝達回り 取り外しカッタ駆動ベルトを外し、プーリ、ギヤ、チェーン、テンション・アームなどを外します。

SR25 カッタ軸 カッタ刃 固定ボルト右サイド・カバーを外し、カッタ刃の固定ナット(頭部24㎜)を緩めます。

ダブル・ナットになっているので、まず外側のナットを外します。

24㎜のメガネ・レンチを使って緩めます。

SR25 カッタ軸 共回り防止カッタ軸が共回りするので、プーリ取付側に17㎜のメガネ・レンチをかけておきます。
6角軸になっています。

これで、共回りを防げます。

SR25 カッタ軸 カッタ刃 固定ボルト 取り外し内側のサラバネ付きナットは緩めておくだけで構いません。

SR25 カッタ軸 取り外し両端の軸受を固定している頭部12㎜のボルト(計8本)を全て外します。

右側はフック付きなのでフックを引掛けておき、左側は軸ストッパ金具の上にカッタ軸を乗せておきます。

一度落ち着いてから、厚手の軍手などをはめて、軸ストッパ金具を外しゆっくりとカッタ軸を下ろします。

SR25 カッタ刃 取り外し固定ナットを外し、上から順番に軸受、カッタ刃と外していきます。

馬ジャッキに鉄パイプを入れてスタンド代わりにしています。

SR25 カッタ刃 取り外し 並べ置き外した順番と向きが分かるように並べて置きます。

新品の刃の組付けは、外した順番とは逆の順番で、向きを間違えないように取り付けていきます。

前項のようにカッタ軸を垂直に立てて行う事で、なるべく軸振れを無くす事ができます。

SR25 カッタ軸 軸受全て取り付けたら、サラバネ付きナットを手で軽く締めます。

この状態で軸受を垂直に少し持ち上げ、カッタ軸(プーリ取付側)を軽く地面に2~3回落とし、カッタ刃を落ち着かせます。

そして、サラバネ付きナットを工具を使って締めます。

この状態では締め難いので、本締めは取り外した時と同じ方法で行います。

SR25 カッタ刃 供給刃 隙間左写真のように、全てのカッタ刃が供給刃の間にいることを確認します。

手でカッタ軸を回転させて、刃と刃が接触していないかも確認します。

多少の軸振れはしますが、完全に無くす事は不可能に近く気にせず良しとします。
カッタ・ケースをオープンしていない分だけ歪みは少ないはず!?です。

SR25 カッタ刃今回使用したカッタ刃です。

厚みの違うカッタ刃を取り付けると供給刃に接触してしまうので、必ず同じ厚みのものを取り付けます。

切断ワラの長さを切換え出来るコンバインなので、2種類(150㎜、130㎜)のカッタ刃を使用しています。



AR317 カッタ刃 取り付けクボタ・コンバインAR317で、カッタ刃の交換です。

取り外し前と同じ順番、同じ向きにして取り付けていきます。

AR317 カッタ刃 比較左に取り外したカッタ刃、右に新品のカッタ刃です。

このカッタ刃は、斜刃で140㎜×17㎜、厚さが1.4㎜のものです。