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エンジン修理

エンジンが始動しない(EY20-3D) / 火花が出ない(EY18-3B)



EY20-3D スパーク・プラグ 火花 確認ロビン・エンジンEY20-3Dで、全く始動しません。

まずは、スパーク・プラグの火花が出ているか、プラグをボディにあてながらリコイル・スタータを引いて確認してみます。

火花は出ているので、とりあえず次は燃料の出具合を確認します。

EY20-3D 燃料 出具合キャブレータから燃料ホースを外してみると、燃料が勢いよく落ちてくるので問題ありません。

この時点で、ほぼキャブレータ詰まり確定です。

EY20-3D キャブレータ 取り外しキャブレータを取り外します。

頭部10㎜のボルト1本とナット2本を外しエア・クリーナ・ケース・ボディを外すと、キャブレータは取り外せます。

EY20-3D キャブレータ メイン・ジェット 取り外し頭部12㎜の固定ボルト外し、フロート・チャンバ・ケースを取り外します。

特別に汚れている感じはないようです。

このキャブレータには燃料抜きドレンが存在しないので、フロート・チャンバ・ケースを取り外さないとキャブレータ内に燃料がきているか確認出来ません。

EY20-3D キャブレータ メイン・ジェット 詰まりメイン・ジェットを取り外してみると、完全に詰まっています。

これでは「プスッ」とも言いませんね。

キャブレータ・クリーナを吹き付け、細い針金を通してきれいにします。

EY20-3D キャブレータ メイン・ジェットこのようにメイン・ジェットをきれいにします。

直接的な原因はこのメイン・ジェットの詰まりですが、一応、一通りのキャブレータ掃除をしておきました。

EY20-3D 燃料コック 掃除燃料コック内もきれいにしておきます。

全てを組み付けて、無事に一発始動です。



EY18-3B ポイント 接点面 焼損ロビン・エンジンEY18-3Bで、プラグから火花が出ない症状です。

プラグ・キャップ、イグニション・コイル、コンデンサは異常なかったので、ポイント接点面の研磨と調整です。

ポイント一式を外して接点面を見てみると、小さな腐食穴があります。

また、少々ですが焼けて黒くなっています。

EY18-3B ポイント 接点面 腐食穴土台側の接点面も同様に腐食穴があります。

EY18-3B ポイント 接点面 焼損 研磨後#400の紙ヤスリで磨いた後、更に目の細かい#800で磨きました。

EY18-3B ポイント 接点面 腐食穴 研磨後土台側の接点面も同様に磨きます。

適当に磨いただけですが、黒い色をした接点面がきれいになりました。

腐食穴は完全に消えていませんが、これくらいで良しとします。

EY18-3B ポイント 調整ポイント一式を取り付け、クランクシャフトを回し、接点が最も開いた時の間隙量を調整します。

シックネス・ゲージを使い接点の隙間を0.3㎜にします。