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エンジン修理

エンジンが始動しない(GM181L) / 発電機のエンジンが止まる(SGR2300)



GM181L キャブレータ 燃料抜きセット動噴のミツビシ・エンジンGM181Lで、始動しません。

プスッとも言わないので、とりあえずキャブレータまで燃料がきているか調べてみます。

フロート・チャンバ・ケースの燃料抜きネジを緩めてみると、一応キャブレータまでガソリンがきています。

プラグの火花は出ているが濡れていなかったので、キャブレータのメイン・ジェットが詰まっていると予想できます。

GM181L キャブレータ フロート・チャンバ・ケース 取り外し後 水混入通常は、キャブレータを取り外して掃除するのですが、外さずして行ってみます。

フロート・チャンバ・ケースを外してみると、水が混入した形跡があります。

やはり、メイン・ジェットが詰まっているようです。

GM181L キャブレータ メイン・ジェット 穴通しこの状態で、細い針金を使いメイン・ジェットの穴を通します。

また、キャブレータ・クリーナを吹き付け掃除します。

再度言いますが、キャブレータ掃除は外して行うのが基本です。
掃除が不十分になる恐れがあるためです。

GM181L キャブレータ エア・ジェット キャブレータ・クリーナ 吹き付けついでにエア・ジェットや、ニードル・バルブ回りにもキャブレータ・クリーナを吹き付けます。

穴が通っている事を確認できたので、フロート・チャンバ・ケースを取り付けます。

フロート・チャンバ・ケースの固定ボルトは、必ず手で回しきってから工具で締めます。
以前、ネジ山を潰した人がいました。

無事、エンジンは一発始動しました。



SGR2300 燃料タンク ガソリン 酸化スバル発電機SGR2300で、エンジンは始動するけどすぐ止まってしまいます。

燃料キャップを開けてみると、ガソリンは酸化して臭く、赤い色をしています。

SGR2300 キャブレータ フロート・チャンバ・ケース 固定ボルト 取り外し早速、キャブレータ内の燃料を抜きます。

燃料抜きドレンがないキャブレータなので、フロート・チャンバ・ケースの固定ボルトを外します。

SGR2300 キャブレータ ガソリン 排出固定ボルトを外すと劣化したガソリンが出てきます。

劣化したガソリンをある程度抜いてから固定ボルトを取り付けたのですが、今度はオーバ・フローしてきました。

結局、キャブレータを取り外して掃除です。

SGR2300 燃料タンク ガソリン 排出キャブレータ内に残っていた古いガソリンだけ抜けば運良く直るかもと思ったのですが、折角なので燃料タンク内の古いガソリンも全て抜くことにしました。

SGR2300 キャブレータ フロート・チャンバ・ケース 取り外し後キャブレータを取り外し、フロート・チャンバ・ケースを外してみると、酸化したガソリンに長期間さらされた時に発生する緑色の汚れが全体的に付着しています。

SGR2300 キャブレータ フロート 取り外し後フロートを外してみると、ニードル・バルブ回りにも緑色の汚れが付着しています。

オーバ・フローなので、このニードル・バルブとニードル・バルブが納まる穴をきれいにし、また外気と繋がるエア・ベント・チューブが通っていれば良しです。

しかし、キャブレータ掃除は全てきれいにする事が基本なので、全ての穴を通してきれいにします。

SGR2300 燃料タンク 新しいガソリン全て組み付けた後、新しいガソリンを入れます。

ガソリンの色が全然違いますね。

もちろん、エンジンの調子は良くなりました。