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管理機、耕運機修理

ファン・ベルトの交換(MR600DE) / エンジンが始動しない(MM501S)



MMR600DE ファン・ベルト 劣化 交換三菱耕運機MR600DEでファン・ベルトの交換です。

フライホイールを少し引き出さないとファン・ベルトを通す隙間が生まれません。
したがってフライホイールを外します。

まずVベルトを外し、固定ボルト3本(頭部17㎜)を外してPTOプーリを取り外します。

フライホイール単体になるので固定ナット(頭部36㎜正ネジ)を緩めます。

MMR600DE フライホイール 取り外しフライホイールはPTO軸頭をハンマで叩いて衝撃を与える事で外れます。

しかし、そのままハンマで軸頭を叩くとネジ山が潰れてしまうので、固定ナットを4/5程度入れておいて、適当なハンマをあてがいその上をハンマで叩きます。

また、ファン・ベルトのテンション・プーリ固定ボルト(頭部12㎜)を緩め、張りを緩くしておきます。

MMR600DE フライホイール 内側左写真のようにファン・ベルトがかかるプーリは、フライホイールの内側に付いています。

フライホイールを完全に外す必要はなかったのですが、折角なので外しました。

MMR600DE ファン・ベルト 取り外し交換前の痛んだファン・ベルトです。

フライホイールを取り外すと左写真のように丸見えになります。

交換は新品のファン・ベルトをかけながらフライホイールを取り付けます。

ここで、フライホイールの固定ナット(頭部36㎜)をしっかり締めておきます。

MMR600DE ファン・ベルト テンション・プーリ 張り調整ファン・ベルトを適度に張りテンション・プーリの固定ボルト(頭部12㎜)を軽く締めます。

MMR600DE ファン・ベルト 張り具合プーリ間の中間辺りでファン・ベルトの背を指で軽く押し、たわみ量が10㎜くらいになっているか確認したら固定ボルトをしっかり締めます。



MM501S スパーク・プラグ 取り外し後ミツビシ管理機MM501Sで、エンジンがかかりません。

僅かな初爆すらないので、まずはスパーク・プラグの火花が出ているか確認するため、燃料タンクを開き、スパーク・プラグを外します。

MM501S スパーク・プラグ 火花 確認左写真のように、スパーク・プラグをアースさせてリコイル・スタータの紐を引きます。

火花が出てないようです。

MM501S 停止ボタン ギボシ端子 取り外し前スパーク・プラグの火花が出ない場合は、まず最初に停止ボタンを確認します。

古い管理機なので、ON/OFFの切換スイッチではありません。

MM501S 停止ボタン ギボシ端子 取り外し後停止ボタンに繋がるギボシ端子を外し、再度スパーク・プラグの火花が出ているか確認したら、しっかり出ています。

原因は停止ボタンが故障し、内部で接点が閉じてアースされた状態になっていた事です。

つまり、エンジンを停止させる状態になっている事です。

見た感じではそうは見えませんが、結果的にそういう事ですね。

一般的には、停止ボタンは見てすぐ分かるような破損、又は内部で接点が接触不良を起こしてエンジンを停止させられない症状の方が多いです。

停止ボタンに潤滑剤を浸み込ませ、軽く連打して接点が回復したので良しとします。