乾燥機の張込循環1

農業機械の簡単メンテナンスTOPへ戻る





カネコ乾燥機EASR130で、張込ボタンを押しても作動しない症状です。

手動では作動する事と、自動時に張込ランプは点灯するので、電磁接触器(MC)のコイル断線を疑います。

左側MC(メイン)のコイル抵抗を測定します。

配線を外して測定しますが、回路上は外さなくても漏電しない限り測定値に影響はありません。

測定の結果メガ表示だったので、断線ということです。

定格容量からして、コイル抵抗値は確か1~2kΩだったと思います。

右側のスロワ用MCは全く同じ物なので、これと入れ替えしました。

スロワを使わない設備で必要なかったからです。

ちなみにサーマル・リレー(MC下)は交換しませんでした。



カネコ乾燥機RVD500で、下部スクリュの交換です。

遠赤タイプは、下部スクリュの摩耗が早い!?みたいです。

ケースごと引き抜けるので、交換は楽です。

摩耗した下部スクリュの後部です。

摩耗具合は、乾燥機後側の下部スクリュ・ケース上にある点検蓋を外して、中をライトで照らせば見えます。

摩耗した下部スクリュの前部です。

酷くなると、排出時、循環時に詰まります。

交換後の下部スクリュです。

前項の写真と比べれば違いがよく分ります。





山本乾燥機NCD50GX7で、シャッタ・ドラムが回転していない状態(張込時)なのに籾が漏れる症状です。

点検口から見ると、ドラムとボロボロになったシャッタ・ベルトの間に隙間があることが確認できます。

ここから漏れ、循環時には詰まってしまいます。

まず、シャッタ・ドラムを取り外します。

シャッタ・ドラムは左右にあり、正転逆転を繰り返す仕組みになっています。

左右とも同じドラムですが、位相は180度ずらして取り付いているので、交互に籾が落ちる構造です。

軸受けメタルが摩耗して、シャッタ軸受け本体まで破れています。

こうなると軸が下がり、シャッタ・ベルトとの隙間も多くなります。

6角レンチでボルトを緩め、ギヤ・プーラを使い駆動ギヤを取り外します。

がた付き調整用のシムが付いています。

通常、乾燥機によって枚数を調整します。
ある程度は適当ですが…。

シャッタ軸受けを交換します。

軸受けメタル付きです。

たっぷりとグリースを塗付しておきます。

シャッタ軸も少し摩耗してますが、特に問題ないのでこのまま使います。

ボロボロになったシャッタ・ベルトです。

ベルト押さえを取り外して、シャッタ・ベルトの向きを180度変えて付け直しても良いと思います。

新品のシャッタ・ベルトを注文してしまったので交換します。

思ったより部品は安価でした。

左写真のように取り付け部(軸受け部)が変形している事が多いので、ハンマで叩いたりプライヤなどで曲げたりして板金しておきます。

取り付け後の左右のドラム・ギヤの連結チェーンの弛みです。

メタルが減ってくると、弛みが酷くなってきます。

試運転して、シャッタ・ベルトとドラムの擦れ音がない程度に隙間を無くして取り付けます。






過去の記載 / その他の記載