ロール交換(NPS350) / 昇降機ベルトの張り調整(NPS350) / スロワ・ケース交換(NPS550)
サタケ籾摺機NPS350で、籾摺りロール交換です。
頭部13㎜の固定ボルトを6本外します。
籾摺ロールがつられ回りしてやり難い場合は、ロール間隙調整ダイヤルを回して籾摺ロールを締め込みます。
籾摺ロールを取り外すと、ロール取付体だけが残ります。
ここで、ロール間隙調整ダイヤルを回して、籾摺ロールを取り付けできるくらい左右のロール取付体の隙間を適当に開いておきます。
籾摺ロールを取り付けます。
前後にだけ向きの決まりはあるので、間違えないように取り付けます。
固定ボルトの締め付けです。
最初に、籾摺ロールが開いた状態で固定ボルト6本を締め付けます。
次に、ロール間隙調整ダイヤルを回して籾摺ロールを締め込みます。
さらに、左写真のようにモンキ・レンチの柄側を籾摺ロール間に挟んで、上手に逃げない状態を維持しながら固定ボルトを締め込みます。
つられて回らないようにするための1つの方法です。
サタケ籾摺機NPS350で、昇降機ベルトを張ります。
ベルトの張りが緩いと、スリップして詰まりの原因になります。
テンション・プーリのアームを固定している頭部13㎜のナット2本を緩めます。
テンション・プーリを手で持ち上げ、Vベルトが張れたところで固定ナット2本を締めます。
又は、Vベルトを一端外し、予めテンション・プーリのアームを適当な位置で固定します。
その後、Vベルトを取り付けます。
適度に張れていれば良しとします。
サタケ籾摺機NPS550で、返り籾スロワ・ケースに穴が開いたので交換します。
羽ゴムの回転軸でもある横送りスクリュ軸を少し引き出す必要があるので、昇降機側の軸受けの固定ボルトを3本外します。
当然、その前にVベルトとプーリを外します。
羽ゴム本体は固定ボルトを緩めて引き抜いたら、返り籾スロワ・ケースの固定ボルトを3本外します。
そして、ディスク・グラインダで返り籾スロワ・ケースを切断(破壊)して取り外します。
ちなみに、横送りスクリュ軸は外す必要ありませんが、もし外すなら左写真のような構造なので、昇降機を外さないといけません。
切断して取り外したスロワ・ケースとベアリング、保護カバーです。