田植機の足まわり1

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イセキPG53Dで、右前輪ギヤ・ケースのオイル漏れです。

トランスミッションとフロント・アクスルは、ケース間が繋がっているので修理の際は必然的に全てのミッション・オイルを抜くことになります。

ベベル・ギヤ・ケース(フロント・アクスル・ケース)のメクラブタを取り外し、軸用スナップ・リングを取り外します。

その後、軸を叩いて前輪ギヤ・ケースを抜きます。

直接叩かず銅ハンマなどをあてがい、その上から叩きます。

軸にはスペル・キーが付いているので無くさないように気を付けます。

ベベル・ギヤ・ケースの真下から写真を撮りました。

このオイル・シールを交換します。

使われているオイル・シールは軸付きではありません。

オイル・シールのリップ部が直接ケースを摺動するので、このように溝が出来てしまいます。

摺動面がこれでは、オイル・シールだけ交換しても近いうちにまた漏れてきます。



クボタ田植機SPU50Hで、後輪車軸ケースのオイル交換です。

写真の通り白く濁っています。

水分が混じるとこのようになります。

オイル・シールで保護されていますが、少しづつ浸み込んでくるのでしょう…。

次いで、右側車軸ケースのオイルを抜きます。

濁ったオイルのままだとオフ・シーズン中にクラッチ膠着して、いざ使う時には旋回不良になるなど、トラブルを引き起こす可能性がでてきます。

ギヤ・オイルを5ℓ入れます。

エアが抜けず入り難いので時間がかかります。

ある程度入ったら、15分くらい待ってからゲージで確認して追加します。





クボタ田植機SPU50Hで、サイド・クラッチ調整です。

旋回時、最小回転半径が大きくなったら調整が必要です。

最初に、エンジンを始動し、ハンドルを一度調整側の方向に目一杯切ってから直進方向に戻します。

左写真のように、中間リンクを機体前後方向に対し直角位置に合わせたらエンジンを停止します。

サイド・クラッチ・ロッドのダブル・ナット(頭部10㎜)を緩めます。

サイド・クラッチ・アームを手で動かし前方へ遊びを取った状態で、アーム・ピン(βピンが止まっている軸)と連結金具の長穴後端との隙間が3~4㎜になるように調整し、ダブル・ナットを締めてロックします。

丁度、平座で長穴(隙間)が隠れるか隠れないかくらいです。

右側も同様に調整します。

田植機の製造番号により調整方法は若干異なりますが、概ねこんな感じです。



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