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酸素アセチレン溶接



酸素アセチレン溶接とは、吹管を使って可燃性ガスであるアセチレンと支燃性ガスである酸素を混合させて放出し、火炎を発生させて鉄板を曲げたり切断したりする他に、金属のロウ付けなどを行う溶接の事である。


吹管のアセチレン弁を開いて点火(ライタなどで着火)すると、すすを伴った赤っぽい炎が火口の先端で燃え続けるが、空気と拡散混合しながら燃えるため拡散炎と呼ばれ、火炎の温度は最高1000℃程度である。

そして、吹管の酸素弁を少しずつ開けると、白色から青白い炎に変化し最高3300℃に達する高温の火炎に変化する。

この場合、吹管内でアセチレンと酸素の混合ガスとなっているので、この火炎は予混合炎と呼ばれる。


予混合炎の最中に吹管の切断弁を開くと、火口の切断酸素孔から酸素が出て切断可能になる。

切断と言っても、鉄板などの対象物を赤く色が変わるまで熱して溶け易くした後に、圧縮された酸素で吹き飛ばすと言ったほうが良いかもしれない。

◎酸素アセチレン溶接の容器

ガス溶接酸素容器


充てん圧力は35℃で150kg/cm2、または200kg/cm2である。


容器が加熱されるなどして圧力が異常に上昇した場合、容器の破裂を防ぐために、容器弁に薄い金属の薄板安全弁が取り付けられている。

これは、充てん圧力が150kg/cm2の場合、200kg/cm2で働くようになっている。


(安全弁作動圧力=耐圧試験圧力×0.8)


アセチレンガスの圧力は、作業で必要とする圧力よりも遥かに高い場合が多く、そのまま使用しても危険である。

また、使用するにつれて圧力が降下して作業が出来なくなる場合がある。

そのため、圧力調整器で圧力を減圧して適当な圧力に調整する必要がある。

溶解アセチレン容器


充てん圧力は15℃で15.5kg/cm2である。


容器弁については安全装置のないものや、古く作られたものでは、40kg/cm2の圧力で働く薄板安全弁が取り付けられたものもある。

このほか、溶解アセチレン容器には容器の肩、または底部に安全装置として可溶合金栓が取り付けられており、105℃で働くようになっている。


酸素についてもアセチレンガスと同様の理由で、圧力調整器で圧力を減圧して適当な圧力に調整する必要がある。



◎1形切断器(フランス式切断器)

吹管現在、最も一般的に用いられている切断器(低圧用切断吹管)である。


切断器はその容量より1、2、3号(形)に分類される。

酸素ホースから導入された酸素は、吹管本体の内部で2つの通路に分けられ、一方は予熱炎、もう一方は切断酸素として使われる。


予熱炎用ガス混合部は、B形溶接器と類似の針弁付インゼクタ構造になっている。


アセチレン用の切断火口は、中心に切断酸素孔があり、この周囲にリング状の予熱炎孔が配置されている。



◎取り扱い、注意事項

貯蔵、保管

移動、運搬

使用時の注意事項



異常時の処置(ガス漏れの場合)


一般にガス漏れは、弁のスピンドル部、容器と弁の取付部、弁のグランドナット、薄型安全弁、圧力調整器の取付部、圧力調整器とホースとの連結部などで起こりやすいが、ガス漏れの点検には石けん水、またはガス検知器を使用する。

ライターなどの火気は絶対に使用しない。

弁を開いた際に、スピンドルのまわりからガスが漏れた時には直ちに弁を締める。


スピンドルに異常がない事を確認した上で、再び弁を開いてガス漏れが止まらない時は、弁を閉め容器を安全な場所に移動する。

そして弁不良のふせんを付け、責任者に連絡し処理を仰ぐ。

容器や弁から可燃性ガスが漏れ、弁を閉めてもガス漏れが止まらない時には、次の処置を行う。

異常時の処置(着火した場合)


容器や圧力調整器などからガス漏れして着火し、弁を閉めても消えない場合、または火勢が強くて弁が操作出来ない場合などは、直ちに次のような処置をとる。



作成日:2008/11