トラクターの操作レバーの意味と使い方
  
  
   
  
  
  
    - 油圧レバー(ダイヤル) 
    
 - 作業機を上げ下げするもので、ポジション・レバーとも言う。 
    
 - 自動耕深レバー(ダイヤル) 
    
 - ロータリやハローにおいて、自動耕深装置を使うと自動で一定の深さで耕していくが、その耕す深さを調節するものである。
    
    使用時は、必ず油圧レバーを最下位置にする。 
     - Eオート 
    
 - エンジンの負荷変動によって、作業機の耕深位置を自動制御して一定にするものである。
    
    荒起こしや培土器の使用時など、ロータリ・カバーを上げたままの作業で使用する。 
     - ドラフト・コントロール 
    
 - 作業機の牽引負荷やエンジンの負荷変動によって、作業機の耕深位置を自動制御して一定にするものである。 
    
    主にプラウ作業で使用する。 
     - 自動制御切替スイッチ 
    
 - 使用する作業機によって、ポジション、自動耕深(デプス)、Eオート、ドラフトなどを切り替えるものである。
    
    一般に、カバー・センサ付きのロータリは自動耕深装置を「入り」にして使うが、作業機メーカなどの前輪付きロータリでは、自動耕深装置を「切り」にして油圧レバー操作で使用する。
    
    トラクタによっては自動制御切替スイッチが無いものがある。  
     - 自動水平制御装置 
    
 - トラクタの傾きに関係なく、作業機を自動で水平に保つ装置である。
    
    一般に自動、手動の切替と基本水平位置は任意に変更可能である。 
     - 作業機昇降ワンタッチ・レバー 
    
 - 作業機を最下位置、最上位置にレバーやボタン一つで上げ下げするものである。
    
    安全のために多くのトラクタでは、エンジン始動時のみ油圧レバーを一度上げないと作動しないようになっている。 
     - バック・アップ 
    
 - 作業機が規定より下がった状態において、バック・ギヤを入れると作業機が最上位置まで上がるものである。
    
    他の作業機に切り替えるときは危険なのでスイッチを切る。 
     - オート・アップ 
    
 - 作業機が規定より下がった状態において、ステアリングを回すと作業機が最上位置まで上がるものである。 
    
 - 高さ制御ダイヤル 
    
 - 作業機の最上位置を任意に制限できる。
    
    例えば、ブロード・キャスタ使用時に上げ高さの規制をかける。 
     - 前輪倍速レバー(スイッチ) 
    
 - 4輪駆動走行において旋回すると、前輪外側の車輪が早く回転し倍速ターンができる。
    
    安全のため一般に、速度制限をかけ低速走行のみ作動するようになっている。 
     - 自動制動レバー(スイッチ) 
    
 - 4輪駆動走行、前輪倍速作動において旋回すると、自動で内側後輪にブレーキがかかり、無駄に圃場を荒らさず旋回が可能になる。
    
    左右のブレーキは連結したままで使うが、安全のため一般に、速度制限をかけ低速走行のみ作動するようになっている。 
     - 作業機落下速度調整弁(油圧ロック) 
    
 - 作業機の落下速度を制限するものである。 
    
    開いた分だけ作業機の落下速度が速くなり、閉じると作業機は降りなくなる。 
   
  
  
   
  
  
  作成日:2006/8